札幌市で女医が担当する皮膚科・美容皮膚科。アトピー、シミ、ニキビ、脱毛、レーザー治療、メディカルエステは当院へ
by sumikawabiyouhifu
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カテゴリ:アトピー(札幌・皮膚科)( 11 )
アトピー ビタミントリートメント 治療症例
アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能障害による
慢性の皮膚疾患です。

当院では、皮膚のバリア機能障害を改善するための治療として
ビタミントリートメントを行っています。

【症例1】

治療前
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治療後
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治療内容
ビタミンAのイオン導入
  月2回、計9回

ホームケア
  コエンザイムQ10エッセンス使用
 (αグルコシルグリセロール配合)

ステロイド外用、漢方薬内服治療も併用


【症例2】

治療前
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治療後
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治療内容
ビタミンAのイオン導入
  月2~3回、計7回

ステロイド外用、プロトピック軟膏外用による治療を併用

ビタミンAの働き:皮膚の細胞の働きを正常化します

1.皮膚の潤い成分が作られにくい状態 → 潤い成分を自ら作れるようにします。
2.皮膚に健康な厚みがない → 表皮に健康な厚みをつくります。
3.角質が乱れてバリア機能が弱い → 角質をなめらかにしてバリア機能を向上します。
4.皮脂膜がつくられにくい → 皮脂分泌を正常化して皮脂膜を形成し、バリア機能をUPします。

アトピー性皮膚炎などの慢性湿疹や敏感肌の方は、定期的に
ビタミンAのイオン導入を行うと、炎症がおさまり、湿疹による
赤み、かゆみが改善します。
また、肌に必要なビタミンAを取り込むことで、肌荒れしにくい丈夫な肌になります。

美肌効果もあり、治療症例のお二人とも
赤みの改善だけでなく、肌が白くなり
ツヤが出ています。


アトピー性皮膚炎のビタミントリートメント

治療期間:約3~6カ月間
治療間隔:1~2週間に1回
治療費:1回3990円~6825円 (部位によって異なります)

※ビタミントリートメントは自費診療です。
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by sumikawabiyouhifu | 2012-12-14 22:19 | アトピー(札幌・皮膚科)
NHKスペシャル アレルギーを治せ
日曜日のNHKスペシャルのアレルギー特集
みなさんはご覧になりましたか?

アトピー性皮膚炎の原因や治療について
医学的に正しい内容で
とてもわかりやすくてよかったと思います。


アトピー性皮膚炎の原因は
フィラグリンという蛋白がつくられないことにあります。

遺伝子異常により
フィラグリンという蛋白がつくられないことが原因で
皮膚の角層がきちんとつくられず、バリア機能が低下しています

そのため、正常な肌に比べて、ダニや花粉などのアレルギー的な刺激や
汗、掻破(ひっかくこと)による刺激に弱くなっているため
皮膚に炎症が起きてしまいます。

治療として、皮膚の炎症をきちんと抑えて
皮膚のバリア機能を改善させることが重要

そのために有効なのがステロイド外用薬です。

ステロイドというと
副作用がこわいという方も多いのですが
日本でステロイドが敬遠されるのはマスコミのせいです。

ステロイド批判には歴史があります。
マスコミの一方的な報道のために
有用な薬であるステロイドを国民が怖がるようになってしまいました。

1992年7月、「ニュース・ステーション」という番組で
「ステロイドの副作用に関する特集」が組まれました。

この特集で司会の久米宏は
「ステロイド外用剤は最後の最後まで使ってはいけない危険な薬」
と発言しました。

それからというもの、国民は「ステロイド=怖い薬」と認識するようになってしまいました。

ステロイドを使えば簡単に治療できる病気でも
患者さんに「ステロイドを使うのだけはやめてほしい」と言われたら
医師は他の薬に変えるしかありません。

そして他の薬に変えることにより
かえって症状を悪化させてしまうという変な状況に陥ったのです。
重症なアトピー患者さんが増えたのは、このニュース・ステーションでの報道以降です。


今回のNHKスペシャルでは
ステロイドの正しい使い方のポイントが
きちんと示されていたのが良かったと思います。

ステロイドは、必要十分な量をしっかりと塗ること
炎症がおちつくまできちんと塗ること

が大切です。

番組に出ていたアトピーの女性患者さんは
ステロイドを指示通りにきちんと外用することで
1ヶ月程度でとてもきれいな肌になっていましたね。

あの患者さんを見ればわかるように
ステロイドを外用して皮膚が黒くなるということはなく
炎症がおさまり、肌がきれいになります

アトピーの患者さんには
定期的に受診していただくことをおすすめしていますが
いつまで外用をつづけるのか
皮膚がどういう状態になったら外用をやめていいのか

ということを患者さん自身に理解していただくためです。

今回のNHKスペシャルを見逃してしまったという方
再放送があると思うので
ぜひ見て下さい。

これは、アトピーで悩んでいる患者さんに
ぜひとも見ていただきたい番組です。
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by sumikawabiyouhifu | 2011-11-22 21:25 | アトピー(札幌・皮膚科)
保湿剤・外用薬の塗り方
こんにちは。
今回は「保湿剤・外用薬の塗り方」についてお話します。

保湿剤や外用薬も間違った塗り方をして肌を刺激することになり
「薬を塗ってもなかなか良くならない」原因になります。

<保湿剤の塗り方>
塗る部位に保湿剤を点在(ちょんちょんと保湿剤をのせる)し
手のひらで優しくのばす程度で良い。塗る量としては肌がてかるくらいが丁度良い。
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<外用薬(軟膏)の塗り方>
外用薬は、肌へすり込んだほうが薬の浸透が良いと思われてませんか?
実は、それは間違った塗り方です。
すり込むと同時に痒い部分を掻いたりしていることが多く
かえって肌への刺激になるのですり込むのではなく
上から優しく軽く抑える感じで付けてください。

※良くある塗り方なのですが、受診後に外用薬を塗って
自分では良くなったと思い外用薬を自己判断でやめてしまい
又悪化したら受診すると言うケースが多くみられます。
実は良くなったと思っていても医師から診たらまだ良い状態とはなっていないのです
ですから受診は定期的にして、医師の判断できちんと外用薬を使いましょう

ずっとステロイドを使うわけではありません
医師の判断でステロイドをお休みして保湿剤だけになることがあります。

できればきちんと治療して、保湿剤だけで肌の状態を保てる事が理想です。
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by sumikawabiyouhifu | 2011-02-23 17:52 | アトピー(札幌・皮膚科)
アトピーの原因
こんにちは。
今回は、アレルギー以外で原因となっている事についてです。
日常で当たり前に行っていた事が、実は肌へ負担をかけていることがあります。
次にあげる中で思いあたる所はないですか?

汗・汚れはすぐに洗い流しているか?→汗で刺激物が入りやすく汗自体が肌を刺激します。

体を洗う時は何で洗っているか?→スポンジ・ナイロンタオル・あかすりなどで肌をこすっていないか?
こすることで肌への刺激になるので泡立てネットを使い、泡を十分に立ててから泡で優しく洗う。(アトピーだけではありません。皆さんに、これは是非やってほしいです。乾燥する今時期は特に!泡で洗うだけで肌が全然違ってきます。
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お風呂の温度は何度で入っているか又何分浸かっているか?→熱いお湯に長時間入ると体を温めすぎてしまうので痒みの原因になる。ぬるめのお湯で短時間で入る。

衣類に気を使っているか?→ケバ立っているものは肌への刺激になるので肌さわりの良いものを着る。

爪は伸びていないか?→ひっかき傷を作らないように爪は切っておく。

部屋の掃除はこまめにしているか?→ダニ・カビ・ハウスダストは、ダニ、ハウスダストにアレルギーのあるアトピーの方は要注意です。

・ストレスはないですか?→ストレスは肌の状態を悪くします。又ストレスから無意識にかいてしまうこともあるようです。ストレスを無くすのはなかなか難しいと思いますのでストレスを軽くするようリフレッシュできることを見つけてみましょう。

これらの事を注意するもの治療の1つです。

以上の事に注意しながら、外用薬と上手に使うことで症状が悪化するのを防ぎましょう 

では、次回は保湿剤・外用薬の塗り方をお話しますね。












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by sumikawabiyouhifu | 2011-02-18 16:55 | アトピー(札幌・皮膚科)
アトピーの治療
今回はアトピーの治療についてお話します。

まずは治療としては

1、皮膚のバリア機能を回復させます
・湿疹、赤くじくじくしている皮膚のバリア機能が壊れています
炎症を起こしている部分ステロイド外用薬を塗布し、抗ヒスタミン剤を服用する場合があります。
・見た目には赤みはない正常に見えても乾燥し、敏感で刺激を受けやすい状態なので保湿剤を全身に塗布する必要があります

2、悪化の原因を考えます。
・アレルギーが原因→ アレルギー検査を必要に応じて行いアレルギー物質を取り除く
・アレルギー以外ストレス・生活環境などを問診で聞き※原因となってる事を見つける。

※原因となってる事に注意してもらう事で皮膚を良い状態に保つ事も治療です。
原因となってる事はいくつかありますので又後日お話しますね。
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by sumikawabiyouhifu | 2011-01-28 17:47 | アトピー(札幌・皮膚科)
アトピーとは?
今日はアトピーの原因についてお話したいと思います。


・アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患と思われがちで
食べ物・ダニなどに注意すれば、治ると誤解されていることが多いようです。
勿論、アレルギーも1つの原因ですが、ドライスキン(敏感肌)と言った遺伝的な体質
乾燥・発汗・ひっかくなどの環境による影響も関係します



*遺伝的な体質:アレルギー体質+敏感肌*
皮膚の保湿作用や外からの刺激を守るバリヤ機能の働きをするセラミドと言う脂質が減少しています。
そのため皮膚が乾燥しバリヤ機能が低下していわゆるアトピックスキンと呼ばれる敏感肌になっています。


*環境の影響*
・アレルギー的な要因→ダニ・ホコリ・食べ物・花粉・ペットなど
                  ↓
          卵・小麦・牛乳などの食べ物は子供に多い
          ダニ・ホコリは大人に多い

・非アレルギー的要因→汗・ストレス・乾燥・気候など


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原因はさまざまですが、思いあたる事はありますか?
勿論、自分で判断せずに気になることがあれば皮膚科に受診して下さいね 


では、今回はここまで。
次回はアトピーの治療についてお話しますね。
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by sumikawabiyouhifu | 2011-01-21 18:44 | アトピー(札幌・皮膚科)
アトピー性皮膚炎
今回からはアトピーについてお話したいと思います。

アトピーって???

顔や首、肘の内側や膝裏などに湿疹が左右対称に現れます。
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非常に痒いのが特徴で、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、慢性化していきます。

症状と伴に湿疹が現れる部分にも特徴があり、年齢によって変化していきます。

気管支喘息やアレルギー性鼻炎などを持っている方が、かかりやすい傾向にあります。
又ご家族で上記の疾患をお持ちの方も遺伝でかかりやすくなります。

その他の原因となっていることもありますのでそのお話は後々していきたいと思っています。

アトピーの症状である痒みは辛いものです
でも掻いてしまったら悪化してしまいますので痒くなったらお薬を塗るようにしましょう

外用薬や内服薬についても今後お話していきますね。
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by sumikawabiyouhifu | 2011-01-08 18:33 | アトピー(札幌・皮膚科)
アトピーのビタミンAトリートメント ステロイドを減らすために
アトピーの治療はステロイド外用とスキンケアを中心とした治療(保険診療)が基本となりますが
従来の治療ではなかなか症状の改善がみられない方のために
札幌市小笠原クリニック澄川診療所 皮膚科にて
皮膚のバリア機能を改善するためのビタミンAトリートメントをはじめました。
(アトピーのビタミンAトリートメントは自由診療です。料金は左カテゴリの自由診療料金表をご覧下さい。)

アトピー性皮膚炎では「セラミド」が減少し、皮膚のバリア機能が低下しています。

そのために、肌がいつも乾燥して、摩擦や汗の刺激、ダニ・ホコリによる刺激で、皮膚がかゆくなって、赤くなったり、ガサガサになります。

アトピー性皮膚炎の治療のポイント
①今ある皮膚の赤み・かゆみ(炎症)を治す→ステロイドの外用
皮膚のバリア機能を改善する=角質層を正常化する
 ビタミンAイオン導入 
 αグルコシルグリセロールの外用

治療で炎症を抑えるためにステロイドは必要ですが
角質層を正常にする治療も同時に行うことで、ステロイドを減らしていくことができます。

ビタミンAイオン導入
イオン導入という方法で、肌にビタミンAを取り込むことで、アトピーの原因である皮膚のバリア機能の低下を改善します。
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αグルコシルグリセロール
αグルコシルグリセロール配合のクリームを日々のスキンケアに取り入れることで、皮膚のバリア機能を改善します。

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ビタミンAトリートメントはアトピー以外の慢性湿疹(脂漏性皮膚炎など)も適応となります。
顔以外に、アトピーの首の黒ずみや、肘・膝裏の難治性の病変、胸、背中、手足の病変も
治療可能です。

なかなか治らない湿疹でお悩みの方はご相談下さい。
(詳しくは医師・スタッフまでお問い合わせください)


















下に広告が出ることがありますが、当院とは無関係です。
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by sumikawabiyouhifu | 2010-07-26 12:33 | アトピー(札幌・皮膚科)
ステロイド外用薬と副作用
ステロイド薬は、私たちの体内にある腎臓のすぐ上にある「副腎」という臓器から分泌される「副腎皮質ステロイドホルモン」と同じ働きをもつ薬です。
もともとステロイドホルモンは私たちの血液中にあり、全身を循環しながら炎症や免疫を制御する働きをしています。

ステロイドには内服薬や注射薬のように全身に投与されるものと、外用薬、点鼻薬、吸入薬、点眼薬のように局所的に使われるものがあります。

ステロイドというと副作用がこわいというイメージを持っている方がいますが、内服薬として全身に投与される場合と、皮膚科で使われる外用薬の場合とでは、それぞれ副作用は異なってきます。

①ステロイドの内服による副作用
軽いもの:満月様顔貌、肥満、多毛、皮膚の萎縮、にきびなど。
重いもの:白内障・緑内障、消化性潰瘍、糖尿病骨粗鬆症、高血圧、無菌性大腿骨頭壊死、急性副腎不全、血栓症、ステロイド精神病、全身性の重症感染症など。

②ステロイドの外用による副作用(外用した部位に局所的に起こる副作用)
多毛、ステロイド潮紅、毛細血管拡張、皮膚の萎縮、紫斑、にきび、毛のう炎、酒さ様皮膚炎、緑内障、接触皮膚炎(かぶれ)、皮膚感染症など。



ステロイドの外用を行う場合は、定期的に皮膚の症状を見ながらステロイドの強さや外用する量を調節していきますので、指示通りにきちんと使っていれば、副作用が問題になることはほとんどありません。時に外用による副作用がみられる場合もありますが、外用を中止すれば改善します。

ステロイドの副作用を恐れるあまり、かゆみの症状がつらい時に数日間だけ外用して、かゆみがおさまったらすぐにステロイドを自己判断で中止して、保湿剤だけで治そうとする方がいます。

皮膚の炎症がおさまったかどうかの判断は「かゆみ」だけではなく、「皮膚の赤みやカサカサ、ごわごわ」の状態がなくなり、皮膚が「すべすべ」になったかどうかが目安です。赤みやごわごわ、カサカサがあるうちは炎症がおさまっていないので、この状態でステロイドを中止してしまうと、すぐにかゆみがでたり、赤みが強くなったりします。

これをリバウンドととらえる方がいますが、リバウンドではありません。
ステロイドの使い方が適切でないために起こる、もとの皮膚症状の悪化です。

症状が悪化すると、またステロイドが必要になります。
こういうことを何度も繰り返していると、長い目で見たときに、結局、長期間にわたり大量のステロイドを使用することになってしまいます。
ステロイドは症状が落ち着くまで、しっかり使った方が、必要以上の量を使わなくてすむのです。

症状が出てきた場合は、再度炎症が落ち着くまでステロイドを外用します。
はじめは不安かもしれませんが、きちんとステロイドを使っていると、症状が繰り返すにしても、最初より症状が軽くてすむようになり、そのうち症状が出てこない期間の方が長くなっていきます。

通院期間が何カ月、何年間という患者さんでも、その期間ずっとステロイドを毎日塗っているわけではなく、症状が出たときは塗り、症状がおさまったら休む、というように間隔をあけながら使っていくので、あまり副作用は心配しないで下さい。
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by sumikawabiyouhifu | 2010-04-02 20:46 | アトピー(札幌・皮膚科)
アトピーの原因は2つあります
アトピーといえばアレルギーと思う方は多いのではないでしょうか?

アレルギーの病気で食べ物やダニが原因と思っている方が多いのですが、アレルギーだけが原因ではありません。

アトピーは①遺伝的な体質②環境の影響の2つが関係しています。

①遺伝的な体質:アレルギー体質+敏感肌(アトピックスキン)

皮膚の保湿作用や外の刺激から守るバリア機能の働きをする「セラミド」という脂質が減少しています。そのため皮膚が乾燥しバリア機能が低下して、いわゆるアトピックスキンとよばれる敏感肌になっています。

②環境の影響:アレルギー的な要因と非アレルギー的(アレルギーではない)要因があります。

アレルギー的な要因:ダニ、ホコリ、食べ物、ペットなど
非アレルギー的な要因:汗、ストレス、気候など

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僕もアレルギーの原因??


すべてのアトピー性皮膚炎の患者さんに共通しているのは“アトピックスキン”といわれる敏感肌
の状態がある、
ということです。

もともと敏感肌の状態があるところに、環境の影響でアレルギー的な要因(ダニ、ホコリ)や非アレルギー的要因(汗など)の刺激が加わってかゆみや湿疹ができてしまいます。

アレルギー体質については強く関係している人とそうではない人がいます。環境の影響についても、アレルギー的な要因が強く関係している人と非アレルギー的な要因の方が関係している人がいます。アレルギーが関係しているかどうかは、血液検査やパッチテストなどの検査所見もひとつの目安になります。

アトピーというとアレルギーが原因で、原因のアレルギーをみつければ、それでよくなる、と考える方は多いのですが、アレルギーは原因というより悪化因子(アトピーを悪化させる要因)と考えた方がよいかもしれません。重要なのは、アトピーの人は体質的に皮膚が乾燥しやすく皮膚のバリア機能が低下しているために、アレルギー、非アレルギーにかかわらず、外からの様々な刺激により皮膚のかゆみ、赤みが起きやすいということです。



治療のポイント
①皮膚のバリア機能を回復させます
皮膚に湿疹ができて赤くなったり、じくじくしているところは皮膚のバリア機能がこわれています。炎症を起こしているところはステロイドの塗り薬を使います。一見赤くなく正常に見えるところも乾燥し、敏感で刺激を受けやすい状態になっているので、全身に保湿クリームを塗る必要があります。ステロイドはこわい、と考える方は多いようです。患者さんの心配で多いのは「ステロイドは1度使うとやめられなくなる」、「ステロイドを使うと皮膚が黒くなる」ということです。
ステロイドは正しく使えば症状が改善し、少しずつ使用量を減らしたり、時間はかかりますがやめることもできます。ここで重要なのは医師の指示どおりに正しく使う、ということです。ステロイドについては、また後日お話ししようと思います。

②悪化の原因を考えます
アレルギーが強く関係しているのか、それともアレルギー以外の原因が関係しているのか問診で生活環境を聞いたり、必要に応じてアレルギーの検査をします。
アレルギー的な要因では、卵、牛乳、小麦などの食べ物が関係しているのは子供に多く、大人になるとダニ、ホコリが関係している場合が多い傾向があります。アレルギー以外ではストレスが関係している場合もあります。
原因がわかった場合は、できる範囲で原因をさけるようにしますが、ストレスなど、完全に原因を取り除くのが難しい場合もあります。


皮膚のバリア機能が低下している、ということに気がついていない方が多いように思います。アレルギーが関係していて、原因となっているアレルギー物質を取り除いたとしても、皮膚のバリア機能は正常ではありません。
肌の調子がよくても、保湿はしっかりしましょう。ちょっとした刺激で肌荒れを起こしやすいので体の洗い方や拭き方に注意が必要です。肌に直接触れる下着も木綿など、肌に刺激のないものを選びましょう。

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アトピー性皮膚炎の方へのおすすめの本
アトピー性皮膚炎の病態や治療についてわかりやすく書かれています。

右:おとなのアトピー  江藤隆文(小学館)
左:専門医がやさしく語るアトピー性皮膚炎 決定版 日本皮膚科学会/竹原和彦(暮らしの手帳社)
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by sumikawabiyouhifu | 2010-03-24 21:15 | アトピー(札幌・皮膚科)